公開サブゼミ 『帝国と暗殺』読書会のお知らせ

■日時:3月10日(金)15時〜
■場所:二松学舎大学九段キャンパス6階608教室
 http://www.nishogakusha-u.ac.jp/a7.htm

■ゲスト:内藤千珠子
■参加無料。事前申し込みは不要です。

二松学舎大学近代文学ゼミナール②では、若手文芸批評家の内藤千珠子さんの第一著書『帝国と暗殺――ジェンダーからみる近代日本のメディア編成』(新曜社、2005年10月)を取り上げ、読書会を行います。本書は、新聞に代表される近代メディアの物語言説が女性・病者・朝鮮人アイヌを有徴化し、分断・抑圧の政治に加担したこと、同時に、病状報道に見られるように天皇の権威をも侵犯する両義的な役割を果たしたことを、精緻に分析し、話題を読んでいます。当日は、内藤さんにも加わっていただき、本書が提起するさまざまな問題をめぐって意見交換を行う予定です。興味のある方は、ぜひご参加下さい。